トリニダード=トバゴ
料額印面に描かれた地図、今日も前回と同じく島国の航空書簡ですが、上に取り上げたのはカリブ海地域のトリニダード=トバゴの航空書簡です。西インド諸島のうちの小アンティル諸島に属し、その最南部に位置するのが同国です。トリニダード島とトバゴ島の二つの島からなり、トリニダード島のすぐ南側は南米大陸のベネズエラになります。
料額印面に同国の国旗とともに二つの島の地図が描かれています。印面中央下の大きな島がトリニダード島、エリザベス女王の肖像のすぐ下の細長い小さい島がトバゴ島になります。女王の肖像が描かれているということで、イギリスから独立した国で英連邦に加盟している国です。1962年に独立しますが、これは小アンティル諸島の独立国の中では最も早い独立になり、その2年後の1964年に開催された東京オリンピックにも参加しています。
民族構成では、アフリカ系黒人とインド系がともに約40%という構成で、ヒンドゥー教やヒンディー語といったインド文化が存在する国ですが、これは近隣の南米の国ガイアナと共通しています。ともに同じイギリス植民地であったインドから労働力としてやってきたインド人の子孫になるわけです。
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