大西洋航空路
料額印面に描かれた地図、今日は前回のシエラレオネと同じ西アフリカの国リベリア発行の航空書簡です。上に取り上げた航空書簡の料額印面には、アフリカ大陸と南北アメリカ大陸の一部が描かれ、リベリアと南米ブラジル間の航空路が示されています。
地図にはリベリア、ブラジルの国名だけで、都市名が示されていませんが、リベリアの首都モンロビアとブラジル北東部ナタール間の航空路と思われます。この両都市の間は、大西洋を挟んだアフリカ大陸と南米大陸との間の距離が最も短くなる海域の一部になっており、約3100kmの距離になります。
なお、モンロビアは北緯6度18分、ナタールは南緯5度46分に位置しており、航空路の途中の中間地点あたりで赤道を通過することになります。また、同じく中間地点あたりでは、印面の地図では分かりませんが、大西洋の真ん中を通過する海底山脈である大西洋中央海嶺も通過することになります。海底山脈なのでその姿は見えませんが。
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