スロバキア共和国
ヨーロッパの国、今日は東欧のスロバキアです。チェコとスロバキアの連邦国家であったチェコスロバキアが1993年1月1日に連邦を解体して、それぞれ独立国家になっています。かつての社会主義国で東西冷戦時代は東側陣営に属していた国ですが、現在は、NATO、EUに加盟しています。
西側に隣接するチェコをはじめ5つの国と国境を接する内陸国で、東側ではウクライナとも隣接しています。地形的にはカルパティア山脈西端部に位置して山地が多くを占めますが、南西部のオーストリアとの国境付近には平野が広がっており、首都のブラチスラバはドナウ川沿岸に位置してオーストリアの首都ウィーンから東へ65㎞の距離と近接しています。
気候的にはヨーロッパ東部内陸のちょうど温帯から冷帯へ移り変わる地域にあたり、西部が温帯、東部が冷帯気候です。また、民族的にはチェコと同様西スラブ系で、宗教も同じくカトリック(旧教)教徒が多数を占めます。
上の切手は、2008年にスロバキア共和国成立15年を記念して発行されたもので、国土形態が分かりやすい地図が、山岳部と平野部に色分けされて描かれています。南側国境線は立体感を持たせて描いていますが、この部分は白、青、赤の国旗色のデザインになっており、実際の国旗はこの三色が横に配列し、中央部左寄りに盾形の国章を配しています。切手印面の左上部に示されているのがその国章です。
カブチコボダム
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