ベナン共和国

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アフリカの国、今日は西アフリカのベナンです。西隣のトーゴと同様にギニア湾に面した南北に細長い国土を持つ国で、面積は11.5万㎢と日本の3分の1以下です。気候もトーゴと同様、熱帯が大部分で北部にステップ気候が分布します。

自給用のキャッサバやヤムイモなどのイモ類、商品作物の綿花や落花生などの栽培がさかんで、綿花は同国最大の輸出品になっており、輸出額の50%を超えています(2021年)。

フランス領からいわゆるアフリカの年1960年にダオメー共和国として独立しますが、クーデターが繰り返され、1975年にベナン人民共和国に国名が変わります。これは、いくつかのアフリカ諸国に見られた社会主義国家路線への変更の結果ですが、1989年の路線再変更で、ベナン共和国と国名がさらに変わっています。

上の切手は、1979年にアフリカ・マダガスカル連合の加盟国会議が、ベナン最大の都市コトヌーで開催されたのを記念して発行されたものです。この組織はアフリカにおけるフランス語圏の独立国からなる協力機構として1961年に設立されましたが、加盟国の変遷が複雑で1985年には解消しています。図案には会議参加国を緑色で描いた地図とベナンの位置に掲げられた組織の旗がデザインになっています。あくまでもこの会議の参加国のみを示しており、旧フランス領の国を全て表しているわけではありません。

ベナンの国土

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