サントメ=プリンシペ民主共和国

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アフリカの国、今日から”サ行”の国に入ります。まず最初は赤道直下の島国サントメ=プリンシペです。ギニア湾の東部に浮かぶサントメ島とプリンシペ島および周辺の小さい島からなる国で、主島の2つの名がそのまま国名になっています。各島を合わせた面積は964㎢と日本の沖縄本島より小さく、人口も22.3万人(2021年)という小国です。

島々はいずれも、先に紹介したカメルーンのカメルーン山と同じ火山列に含まれる火山島です。この火山列はカメルーン火山列と呼ばれ、アフリカプレートの内部で一部プレートのずれが起こり、そこからマグマが噴出してできためずらしい火山分布になっています。

サントメ=プリンシペは1975年にポルトガルから独立しますが、輸出額の過半を占めるカカオ、ポルトガルや同じポルトガル語圏のアンゴラなどからの支援が経済を支えていますが、近年、ギニア湾での油田の開発がすすめられ期待が高まっています。

上の切手は、1988年にサントメ、プリンシペ両島間の自動電話交換システム完成1周年を記念して発行されたもので、両島の地図が図案になっています。地図からはサントメ島の方が大きいことが分かりますが、首都のサントメもこのサントメ島にあります。

サントメ=プリンシペ古地図

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