パレスチナ
アジアで47か国以外に実質独立状態にある地域、今日はその最後としてパレスチナを取り上げました。1948年のイスラエル建国とその後の中東戦争を経て、1994年のオスロ合意に基づいてパレスチナ暫定自治政府が発足します。2012年に国連でオブザーバー国家の地位を得ており、現在130か国以上がパレスチナを国家承認していますが、日本はまだ国家承認をしていません。現在、自治政府による自治地域は、ヨルダン川西岸地区の約40%にあたる地域とエジプトに隣接するガザ地区からなっています。
上の切手は、1986年にクウェートからパレスチナ人民連帯国際デーを記念して発行されたもので、この国際デーは1977年11月29日に国連総会で定められたものです。図案にはパレスチナの地図(現在のイスラエルとパレスチナ自治区を含む地域)が描かれています。
アジア47か国以外で、実質独立状態にある地域として、台湾、北キプロス、パレスチナの3地域を取り上げましたが、これら以外にもコーカサス諸国では、ジョージア内のアブハジアと南オセチア、アゼルバイジャン内のナゴルノ=カラバフがあります。
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