バビロニアの世界図
昨日の切手と同じくアルメニア発行での同時発行の古地図切手です。
上の切手図案は,地図の歴史を語る時には必ず登場する,粘土板に描かれた古代バビロニアの世界図で,現存最古の世界図(最古の地図ではなく)と言われており,製作年代は紀元前6世紀とされています。
印面右側にこの地図の再現図が描かれていますが,世界の陸地は円盤状で,その周囲を海が環状に取り囲み,その彼方には7つの別世界の想像上の陸地が存在する。円盤状の陸地にはペルシャ湾や山地,湿地も描かれ,中心が首都のバビロンでそこをユーフラテス川が流れている。これが当時のバビロニア人の世界観であり,この地図は世界地図ということになります。
この地図もなかなか切手図案には登場しなかったので,貴重な1枚になりそうです。
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