プトレマイオス

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昨年末にアルメニアの切手を取りあげましたが、今日も同じく2016年にアルメニアから発行された切手です。

上の切手には、古代最高の地理学者プトレマイオスが描いた2世紀の地図のアルメニア付近が描かれています。古代ローマ帝国の版図の拡大は、ローマ時代における地理的知識の拡大をもたらし地理学の発展につながりました。2世紀に著された「地理学」8巻をもとに詳細な地名の記述と、地図投影法としての円錐図法の原理を用いている点において、地図学史上の傑作とも言われています。

プトレマイオスの地図を描いた切手はなかなか登場しないのですが、今回はプトレマイオスの肖像と共に印面に描かれており、地図切手ファンとしては貴重な1枚になりそうです。

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