ガラパゴス諸島の島名
引き続いてエクアドルの地図切手ですが,今日は前回の記事の中にも出てきたガラパゴス諸島の純地図切手です。上の切手は同国から1936年に,ダーウィンのビーグル号によるガラパゴス諸島訪問100年を記念して発行された切手の1種です。
切手印面には,同諸島の各島がそれぞれの名称とともに詳しく描かれており,経緯線も一本ずつ示されています。この経緯線の記載が地球上での絶対位置を示すことのできる地図の必須条件とも言えます。
よく見ると,エクアドル本土と同様,緯線は0度すなわち赤道が通過しています。そして経度は90の数字が示されていますが,西経90度の経線ということになります。
このガラパゴス諸島の各島の名をよく見ると,主島のイサベラ(コロンブスの航海を経済的に援助したスペイン女王)のほか,クリストバル(コロンブスのスペイン名はクリストバル・コロン),サンタマリア(コロンブス航海の旗艦の船名)とコロンブス関連の名が付けられています。
これらの島の名は,一般的な地図帳などでは記載されていない場合が多く,この地図切手の資料価値は非常に大きいということになります。
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