カタロニア図

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 一昨日,リビアの切手の記事の中で,かつてアフリカに栄えたマリ帝国のことを紹介しましたが,その関連ということで今日は古地図切手を取りあげました。

 上の切手は,1974年にスペインから地理学協会50年を記念して発行されたもので,図案には1375年に製作された,方位盤と放射状の方位線に特徴のあるポルトラノと呼ばれる形式の海図が描かれています。

 図案の地図の範囲にはスペインを含むヨーロッパ西部と地中海をはさんで北アフリカ西部が示されていますが,ちょうど地図の下部の所に,ラクダに乗ったイスラム商人とマリ帝国の国王マンサ・ムーサが描かれています。

 この地図の製作されたのが1375年で,14世紀に栄えたマリ帝国の情報がヨーロッパにも伝わっていたことがわかります。

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