モルドバ

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 今日からはヨーロッパ諸国の地図切手ということで,最初はアジアの最後から続いて旧ソ連を構成していた国を紹介していきますが,まず今日はモルドバです。

 同国はルーマニア北東部に隣接し,かつてはベッサラビアと呼ばれトルコとロシアの係争地としての歴史があります。民族的にはルーマニア系のモルドバ人の国でルーマニアに編入された時代もあります。

 上の切手は,2005年にヨーロッパ切手50年(2006年)を記念して発行されたもので,モルドバの詳細な地勢図をメインにした図案になっています。同国の国土はルーマニアとの国境を流れるプルート川と東部のドニエストル川にはさまれた丘陵地帯からなりますが,ドニエストル川の下流には低地が広がっていることがわかります。

 ちなみに,切手図案には同国の国旗も描かれていますが,中央の紋章をとればルーマニアと同じ三色国旗になります。

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