カメルーン
今日はナイジェリアの東隣りカメルーンです。今日の切手は1962年に同国から発行された,カメルーン再統合1周年を記念する切手で,特徴的な国土形態をもつ同国の地図が描かれています。
元々ドイツ領であった同国は第一次大戦後,イギリス(西カメルーン)とフランス(東カメルーン)の統治領に分割されます。そのうち,イギリス領地域はナイジェリア保護領に組み込まれますが,フランス領地域の東カメルーンが1960年に独立します。それをうけて西カメルーンも独立の動きを起こし,住民投票の結果,西カメルーンのうちの北部はナイジェリアと合併,南部が1961年独立し東カメルーンとカメルーン連邦共和国を結成します。その意味での再統合1周年の記念切手が上の切手ということになります。
ちなみに,切手図案の地図は同国の水系を示しており,北部や東部からの河川が,同国南西部の海岸地帯であるギニア湾東端(大西洋)に流れ込んでいます。
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