アマゾン川水系
昨日アメリカのミシシッピ川水系の流域面積が広大だと紹介しましたが,実は世界一の流域面積を誇るのは,ご存じの方も多いと思うのですが,南米のアマゾン川水系です。
そこで,今日の切手はアマゾン川を含めたブラジルの水系図が図案の切手です。1940年にニューヨーク国際見本市を記念して発行されたものですが,図案の地図をよく見ると,分水嶺と共にブラジルを流れる各河川の水系が詳しく描かれています。北部がアマゾン水系ということになるわけですが,有名な熱帯の密林地帯だけでなく,中部のブラジル高原の北部からも流れ込みます。
このアマゾン川水系の流域面積は705万平方kmで,昨日紹介したミシシッピ川水系の2.2倍にもあたります。この面積はブラジルの国土面積の80%強に該当する数字ですが,アマゾン川の上流部は国境を越えコロンビアやペルーにまで遡りますので,ブラジル国内だけの流域面積はブラジル国土の80%に達するわけではありませんから注意が必要です。
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