ドルニエ ワールによる大西洋横断定期航空路
以前、リベリアとブラジルのナタールを結ぶ大西洋横断の航空ルートを示す地図切手を紹介しましたが、今日はそれとよく似たルートマップの切手です。
上の切手は1969年にリベリアと同じ西アフリカのガンビアから発行されたもので、1934年にドイツのルフトハンザ航空が双発飛行艇ドルニエ ワール(ドルニエ Do J)を利用して、大西洋横断ルートのシュトゥットガルト~ブエノスアイレス間に初めて定期便を就航させてから35年になるのを記念したものです。
ガンビア(当時は英領で1965年に独立します)とブラジルのナタールを経由しますが、ナタールは以前にも紹介したようにアフリカからの大西洋横断の最短ルートの地点に当たります。切手印面の地図は航空路のうち、ガンビア~ナタール間の大西洋横断ルートの部分だけを描いていることになります。なお、切手印面右上には鶴をモチーフにしたルフトハンザ航空のロゴマークが描かれています。
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