パプアニューギニア
料額印面に描かれた地図、今日取り上げたのはパプアニューギニアの航空書簡です。以前も紹介したことがあるのですが、その時は料額印面の部分だけだったので、今日は宛名面の全体を示した画像です。パプアニューギニアは世界で2番目に大きな島ニューギニア島の東半部とその周囲に位置するビスマーク諸島、ブーゲンヴィル島などの多くの島々からなる国です。
ニューギニア島の西半部はインドネシアの領土になり国境を接しています。インドネシアと接しているので東南アジアの国かとも思ってしまうのですが、パプアニューギニアは世界の地域区分ではオセアニアに属します。オセアニアは大陸国家オーストラリアとポリネシア、ミクロネシア、メラネシアの三つの地域にさらに区分されますが、そのうちのメラネシアに属します。世界第2位の大きな島の東半部が領土ということで、面積は46.3万㎢と日本より大きく、オセアニアではオーストラリアに次ぐ大きさでニュージーランドを上回っています。
料額印面の地図の横縞模様の部分は旧ドイツ領、縦縞模様の部分は旧イギリス領を示しています。島の西半部のインドネシアの部分は旧オランダ領になります。地図には経緯線や地名が示されていないのが残念ですが、日本のほぼ真南、赤道のすぐ南側に位置しており、南側にはオーストラリアのヨーク岬半島があります。
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