ミクロネシア連邦
オセアニアの国、今日は最後16番目の国で、ミクロネシアのミクロネシア連邦です。ミクロネシアという場合は、地域としてのミクロネシアと国名としてのミクロネシアがあるので注意が必要です。ミクロネシア地域にある”ミクロネシア連邦”という国名の国ということになります。約600の島からなるミクロネシア連邦は、昨日紹介したマーシャル諸島の西に位置していますが、さらに西に位置するパラオとともにカロリン諸島を形成しており、主要な4つの島が、それぞれ周辺の島とともにヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの4つの州を構成しています。
19世紀末以降ドイツ領でしたが、第一次大戦後は日本の国連委任統治領、第二次大戦後はアメリカの国連信託統治領になり、1986年、自由連合盟約によりアメリカとの自由連合国として独立します。すなわち、昨日紹介したマーシャル諸島とほぼ同じ経緯の歴史があります。
産業の中心は漁業、農業、観光業で、魚介類が主要輸出品になっていますが、アメリカからの財政支援が経済を支えている点もマーシャル諸島と同様です。
上の切手は、2011年に独立25周年を記念して発行されたもので、東西に広く分布するミクロネシア連邦の各島を描いた地図が図案になっています。地図をよく見ると、4つの州名と縮尺が記されており、各島間の大体の距離が分かる地図になっています。
ミクロネシア連邦主要4島の地図
本日のミクロネシア連邦でオセアニア地域各国の地図切手の紹介が終わり、これでアジアから始まった世界19…