ジョージア出身栃ノ心が大関昇進
大相撲夏場所で好成績をおさめた栃ノ心が、めでたく大関への昇進を果たしました。外国人力士として、モンゴル出身力士が席巻する大相撲ですが、この栃ノ心はジョージア出身です(以前、黒海という力士もいましたが)。
ということで、今日取りあげたのはジョージアの位置を示す地図切手で、1992年に国連加盟を記念して発行されたものですが、以前に紹介した切手と同図案の刷色、額面ちがいの切手になります。
このジョージア、以前日本ではグルジアと呼ばれていました。このグルジアはロシア語名からの音韻転記による呼称でしたが、ロシアとの関係が悪化する中、グルジア政府は各国に対して、国名を英語名での呼称に変更するように要請を始めました。日本でもその要請を受け入れ、2015年にジョージアへの呼称、表記変更を決定しました。
黒海とカスピ海にはさまれたカフカス地方に位置するジョージアですが、切手図案の地図には北緯42度と東経42度の経緯線が示されており、同一数字の経緯線が通るという珍しい国でもあります。そして、首都トビリシの位置も示されていますが、栃ノ心の出身地ムツヘタは、このトビリシから北西へ20kmの所にある古都の美しい町で、世界文化遺産にも指定されています。おそらく栃ノ心にとっても自慢の町でしょう。