空中写真から作られる地図
上の切手は2016年にコロンビアから発行された興味深い地図切手です。印面には大きく同国の地図が描かれているのですが,中央に飛行機が描かれ,それより下,すなわち同国の南部は1913年の地図,上側の北部は2009年のランドサットの衛星画像を加工した画像地図が描かれています。
昔は測量隊員が現地調査をくり返して膨大な時間をかけて作成された地形図ですが,その後このような飛行機により撮影された空中写真をもとに作成する空中写真測量が地図作りの中心になっています。
図案はその空中写真撮影のイメージ図ということですが,今後さらに衛星画像,GPS測量の技術が地形図作成に取り入れられていくことになると思います。