200海里経済水域(2)
前々回にエクアドルの200海里経済水域の範囲を描いた地図切手を紹介しましたが,これと同じような地図図案の切手を今日も取りあげます。
上の切手は1978年にニュージーランドから海洋資源をテーマに発行されたセット切手の1種です。ニュージーランド本島の北島,南島の周りだけでなく,周辺に分布する島や諸島の周りにも円弧状の経済水域が広がっているのがわかります。とくに,北部に連なるケルマデック諸島の周囲にはほぼ楕円状に200海里水域が分布しています。
日本もこれら両国と似た状況にあり,最南端の沖ノ鳥島,最東端の南鳥島の周囲には円状に200海里水域が広がります。これらの円の面積は,1海里が1.852kmなので,その200倍の約370kmの2乗×円周率3.14ということで,日本の国土面積38万平方キロを少し上回る約40万平方キロという広大な範囲となります。
日本も同様の図案の地図切手を発行してほしいところですが。