ニューヨーク大学
先日,中国の盲目の人権活動家である陳光誠氏が米国大使館に保護された問題で,中国政府が留学目的での出国なら容認する姿勢を示し,それに対してアメリカ政府が米国の大学での受け入れに向けて準備をはじめたということですが,その大学としてニューヨーク大学の名があがっています。
ということで,今日の地図切手はニューヨーク市の地図が描かれた切手です。上の切手は1948年にアメリカからニューヨーク市5区統合50年を記念して発行された航空切手で,図案にはニューヨーク市の5つの区の配置を描く市全体の地図が描かれています。
これをよく見ると,図案の中央上部の細長い部分が商業の中心地で国連本部もあるマンハッタン区になります。残る4つがブロンクス区,クイーンズ区,ブルックリン区,リッチモンド区ということになりますが,マンハッタン区はハドソン川とイースト川に挟まれたマンハッタン島を形成し,クイーンズ区とブルックリン区は大西洋に面する大きなロングアイランド島の一部になります。そして南西側につきだしているリッチモンド区は現在スターテンアイランド区と改称されている通り,スターテン島という島になっています。残る一つの最も北に位置するブロンクス区だけが,実は本土に位置する区というわけです。
ちなみに,陳光誠氏の留学先として名前のあがっているニューヨーク大学はマンハッタン島(区)にあります。