シリア問題
一昨日,シリアの首都ダマスカスで自爆テロがあり多数の死傷者が出ましたが,シリアではアラブの春に乗った昨年来の反政府運動に対して,政府側が弾圧を加えるという構図がずっと続いています。国連ではシリア監視団の派遣が決定されましたが,アサド政権が事態の収拾へ道を開くか,全く不透明です。
ということで今日はシリアの地図切手ですが,上の切手は1943年に前年のシリア連邦設立を記念して発行されたものです。シリアは長らくオスマントルコの支配下にありましたが第一次大戦でそのオスマントルコが敗れた後,1918年にシリア王国として独立しますが,その後すぐセーブル条約によって1920年からはフランスの委任統治領となります。そしてこの連邦設立宣言を経て1946年に正式にシリア共和国として独立します。
上の切手の図案にはシリアの地図が描かれていますが,よく見ると主要都市がいくつか示されています。さて首都のダマスカスはどれでしょうかとなるのですが。正解は,南西部レバノンとの国境に近い南から3つ目の丸印ということになります。ちなみに北部を流れる川はユーフラテス川の上流部になります。