ルイジアナ購入
今日も前回同様,1976年にセイシェルから発行された,アメリカ合衆国200年を記念して発行された切手の1種で,歴史的事件のうち,今日の切手図案は1803年のルイジアナ購入を取りあげています。
図案には1803年にフランスから購入した,当時のフランス領ルイジアナ地方の地図とその大仕事をやってのけたアメリカ合衆国第3代大統領トマス・ジェファーソンの肖像が描かれています。
このルイジアナ購入のフランス側交渉相手が,ナポレオン1世ということになります。ナポレオンは対英戦争(1803年の英仏戦争)を前にしていたため全ルイジアナ地方の売却を提議し,1500万ドルでアメリカが購入することになります。前回紹介したアラスカ同様,何と安い買い物だったかがわかります。
このフランス領であったルイジアナ地方,現在の州では,北はモンタナ,ノースダコタ州から南はミシシッピ川河口のルイジアナ州まで13州に及んでいます。