言語地図(2)
一昨日,フィンランドの言語地図が描かれた切手を紹介し,その色分けで示された言語分布の詳細が切手図案ではわからないと書きました。そこで今日は,切手図案の言語分布の説明が記された地図ということで,同切手のFDC(初日カバー)を取りあげました。
上のFDCのカシェ部分には切手図案の区分と同じ区分が示された地図が大きく描かれ,その区分番号と凡例ごとに言語地域の説明が書かれています。ただ私の勉強不足で,まだ調べきっておらず,詳細は宿題として残っている状況です。
いずれにしても,このようなFDCのカシェ部分は,テーマティク作品においては空白部とみなされるために使用できない現実がありますが,切手図案の補足的説明の役割をしている資料価値の高いカシェは,テキストによる書き込みや図の拡大コピーで補足説明をするのと同じようにも思ったりするのですが。