ワリス・フツナ
昨日紹介しオセアニアのフランス領のうち,今日はワリス・フツナの地図切手です。同地域は昨日も書いたように東太平洋に分布しますが,上に取りあげたのは,それを示すように経緯線の入った地図切手で,1978年に発行された航空切手です。
図案に示されるのはワリスで,主島のエヴァ島とその周囲に分布する多くの島からなっており,エヴァ島を取り囲むようにサンゴ礁が発達していることがわかります。そして,エヴァ島の地形をわかりやすくするレリーフ式の立体表現は見事です。
このようなレリーフ式表現で描いた地図切手は,フランス領の島嶼地域から発行される切手に多く登場しており,見る側に(少なくとも私には)一種の感動を与えてくれる切手になっています。