オセアニアのフランス領
先日紹介したニューカレドニアも含めて,オセアニアにはフランス領の島が今でも多く分布しますが,行政的にはニューカレドニア,ワリス・フツナ,フランス領ポリネシアの3地域に区分され,それぞれ独自の切手が発行されています。
上の切手はそのうちのワリス・フツナから,1994年に南太平洋地理学の日を記念して発行された航空切手で,同一図案の切手がニューカレドニアからも共同発行されています。
図案にはフランス領各島が地勢図として描かれており,おおまかな地形の様子がわかります。実際には図案のように各島が接近していることはなく,中央部のワリス・フツナ(中央部左側がフツナ島,右側がワリスの主島エヴァ島)と一番右側のタヒチ島(フランス領ポリネシアの中心)は,メラネシアに属するニューカレドニアに対して,東太平洋すなわち西半球に位置し,ポリネシアに属しています。