ピトケアン諸島

 一昨日まで紹介したノーフォーク島の島民の一部は,18世紀末のイギリス戦艦バウンティ号の反乱での反乱者がタヒチ島の島民とともにたどり着いたピトケアン島から,人口過剰にともなって1856年に移住してきた人たちの子孫です。  ということで,今日はそのピトケアン諸島を取りあげますが,同諸島はピトケアン島を主島とする,東太平洋ポリネシアに浮かぶイギリス領の孤島で,1940年以来独自の切手を発行しています。  上の切手は1957年に発行された島の地図を描いた切手で,経緯線が示され,その位置がよくわかります。南緯25度,西経130度という数字から,東太平洋の南半球ということになりますが,タヒチ島とイースター島のほぼ中間と言った方がイメージ的にわかりやすいかもしれません。  図案の地図はこの小さな地図にもかかわらず,等高線がびっしりと描かれており,地形の様子が読図できるスグレモノの地図です。

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