ココス諸島(2)

 一昨日に続いてココス諸島ですが,同諸島は進化論で有名なダーウィンがビーグル号の航海で立ち寄った島でもあります。そして,この環礁を観察する中で,太平洋の各島で見たサンゴ礁を含めて総括的に考察し,サンゴ礁の形態のちがいを島の沈降によって説明する沈降説を発表することになります。  上の小型シートは,1981年にダーウィンの航海150年を記念にして発行されたもので,ココス諸島における環礁の地質断面図が描かれ,資料的にも価値ある図案になっています。海面上に姿を現す環礁の部分を2枚の切手印面部分にするというデザイン的にもなかなかのセンスです。  さらに,シート地上部にはダーウィン自筆の論文が記されているというオマケまでついています。

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