英領インド洋
今日はマヨット島をさらに東へ進み,インド洋のほぼ中央に位置する英領インド洋です。具体的にはモルディブと赤道をはさんで南方に対峙するチャゴス諸島が,この英領インド洋に当たります。
もともと,マダガスカル東方に位置するモーリシャスの属領扱いの地位でしたが,モーリシャス,さらにはセイシェル独立後は分離して,同諸島単独の英領地域になっています。
同地域は1968年から独自の切手が発行されていますが,上の切手は1975年に英領インド洋10年を記念して発行された島の地図シリーズの1種で,アルダブラ島の地図が描かれています。図案でわかるように見事な環礁ですが,中央上部には経緯度の数字が示されており,その位置を知ることができます。
そして,その数字の前にわざわざLAT.(latitude),LONG.(longitude)という緯度,経度を意味する単語の表記があるのがめずらしいのですが,テーマティクやトピカル収集をしていると,このように印面の表記から,単語の勉強にもなることがあるわけです。