ジブラルタル(2)
一昨日に続いてジブラルタルです。その一昨日に,ジブラルタルは高さ426mの岩山からなっていると書いたのですが,今日紹介するのは,「ジブラルタルの岩」と称されるその岩山の断面図を描いたものです,地図切手に入るかどうかは難しい所ですが,変わったデザインの切手ということで取りあげました。
上の切手は,1969年に新憲法を記念して発行されたもので,何といってもこのデザインが注目に値します。岩山の断面図の形に沿って目打ちが入るという変形切手で,この斬新な図案を眺めるだけでも楽しくなります。
なお,この「ジブラルタルの岩」に関しては,郵趣2月号の巻頭特集,椙山哲太郎さんによる「世界切手印刷事情」の中でも,2002年発行の切手が取りあげられ,実際の岩の主成分である石灰岩の粉末を使った盛り上げ印刷の一例として紹介されていますので,ぜひ御覧下さい。
この特集記事「世界切手印刷事情」は,その解説,内容とも読み応え,見応え十分の内容になっており,本当に参考になります。