南極(チリ)2

 今日の南極領有主張地図切手は,昨日のアルゼンチンの隣国で同じ南米のチリの切手です。上の切手は1973年にベルナルドオイギンス基地設置25周年を記念して発行されたものです。  図案の地図にはチリの領有主張地域が色鮮やかに赤く塗られています。そして経緯線が示され,経度は10度間隔,緯度は5度間隔で描かれており,領有主張範囲の経度も西経53度から90度までと数字ではっきりと示されています。アンデス山脈から続く南極半島を含むこの赤く塗られた主張範囲は,昨日のアルゼンチンの領有主張範囲と重なり合っていることになります。  そしてこの図案の地図の特徴は南極を頂点に描いていることで,普段よく見かける北極を中心に描いた地図の様な感じになっており,非常に新鮮なイメージを与える地図で,グッドデザイン賞を贈りたくなってしまいます。

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