南極(アルゼンチン)
南極大陸の領有を主張する地図切手,今日は南米アルゼンチンです。上の切手は同国から1979年に軍部地理局設置100年を記念して発行されたものです。
図案の地図は南米大陸を中央に,その南に南極大陸を描いており,その位置関係がよくわかる地図になっています。すなわち,細長い南極半島は南米大陸のアンデス山脈に連なる環太平洋造山帯の一部になっているわけです。
地図をよく見ると,アルゼンチンの領土の部分を赤枠で囲んで黄色に塗っています。そして同じく領有を主張する南極大陸の陸地部分を赤枠と黄色で示しています。南極半島の東にはロンネ棚氷を区別して描いています。
さらに南米大陸南端付近東方のマルビナス諸島(フォークランド諸島)も赤枠で囲み,その領有をしっかりと主張しています。