南極(豪領南極)2
一昨日紹介した豪領南極の地図切手は,その一番切手シリーズとして5種発行されたうちの1種でしたが,今日の切手も同じくその5種のうちの1種です。
切手図案にはオーストラリア大陸と南極大陸の地図が一昨日の切手よりわかりやすく描かれており,オーストラリアが領有を主張する地域が今度は濃く描かれています。
図案の地図をよく見ると,経緯線が等間隔で描かれ,緯度は10度間隔,経度は30度間隔で示されています。中央の水平線が経度0度と180度の線ということになります。
さらによく見ると,オーストラリアが領有を主張している部分の中で,東経140度付近に色の薄い所がありますが,この部分は実はフランスの領有主張地域で,フランス人の南極探検家デュモン・デュルベルが1837年~1840年に探検,発見した海岸線で,現在は彼の名をとってフランスのデュモン・デュルベル基地が置かれています。