ソロモン諸島
今日はパプアニューギニアの東に位置するソロモン諸島です。文字通り多くの島々で構成される島嶼国家ですが,ガダルカナル島の他100以上の島からなっています。
上の切手は1992年にコロンブスのアメリカ到達500年(コロンブス切手展:シカゴ)を記念して発行されたもので,印面中央上部にはコロンブスの肖像と第1回航海のルートマップが描かれていますが,メインの図案はソロモン諸島の地図が描かれたルートマップです。
この2つのルートマップの組み合わせが何とも奇妙ですが,メインの赤い線のルートマップは航路ではなく,同国の国内航空路を示しています。よく見ると,太平洋戦争の激戦地となった主島ガダルカナル島にある首都ホニアラを拠点に他の島々へ航空路が伸びているのがよくわかります。
さらに,昨日紹介したブーゲンビル島との間の狭い海峡に,パプアニューギニアとの国境線も示されています。